にしここんにちは、にしこです。
洗面台の高さは、一般的に80cm前後が多く、
キッチンは85cmが標準とされることが多いですよね。
「毎日使うなら、腰のために洗面台も高い方がいいのでは?」
そう思って調べ始めたのですが、実際に自分で動作を検証してみると、
単純に高ければラク、という話ではないことが分かってきました。
この記事では、
- 洗面台とキッチンで高さの考え方が違う理由
- 身長154cmの私が検証して出した結論
- 今の体でラクな高さと、老後も使いやすい高さの違い
を、体の動きの視点からまとめます。
なぜ洗面台はキッチンより低く作られているのか?
キッチンと洗面台では、体の使い方がまったく違います。
キッチン作業の特徴
- 手元作業が中心
- 視線は下を向くが、前かがみは浅い
- 肩や肘は自然な位置に保ちやすい
- 作業時間は長め
そのため、キッチンは
「身長 ÷ 2 + 5cm」
といった計算式で、高めに設定されることが多いです。
洗面動作の特徴
洗面台で手を洗うだけであれば、姿勢はキッチン作業と大きく変わりません。
しかし、洗面動作の中には、特に体に負担がかかりやすい動作があります。
それは“顔を洗う動作”です。
- 顔を洗面ボールに近づけるため、頭を前に出す
- 水が肘から垂れないよう、体をしっかり曲げる
- 肘の位置、水栓の高さ、肩の角度が大きく関係する
つまり洗面台は、
腰だけでなく、肩・肘・首まで含めたバランスが重要になります。
このため、洗面台はキッチンより低めに設計されていることが多いのです。
洗面台とキッチンで動作の負担が違う背景には、前かがみの程度や時間、筋肉の使い方なども影響しています。
詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しています↓


一般的な「身長別・洗面台高さ目安」
設計資料やメーカー資料によって多少の誤差はありますが、おおよそ次のように示されることが多いです。
- 身長150~155cm前後 → 約75cm
- 身長160~165cm前後 → 約80cm
- 身長170cm前後 → 約85cm
洗顔・うがい時の肘や肩の位置、水栓との距離などから複合的に考えられており、
キッチンより低めの目安となっています。
わが家の洗面台は80cm│使い勝手は?85cmとの違いも検証
わが家の条件は以下です。
- 洗面台:80cm
- キッチン:85cm
- 私の身長:154cm



高さの違う洗面台とキッチンで、水栓の位置を同じと仮定して洗面動作を検証してみました。
80㎝洗面台の使い勝手│目安より5cm高いけれど問題なし
私の身長だと、洗面台の推奨目安は75㎝です。
ただ、主人が172㎝のため、やや高めの80㎝を採用しています。
12年使用していますが、「高すぎて使いづらい。」と感じたことはありません。
同じ身長の義母にも聞いてみましたが、特に使いづらさは感じていないとのことでした。



試しに、顔の位置がさら5cm下がるように腰を曲げて、(75㎝洗面台を想定)顔を洗ってみると、腰のあたりに少しつっぱり感がありました。
私には80㎝の方がラクだと感じます。
腰のラクさだけで見ると「85cmはさらにラク」
私の身長に対する推奨目安より、10㎝高い設定です。
かなり高めですが、
洗面台に体を大きく倒して顔を近づける動作だけをみると、
- 前屈角度が浅い
- 腰椎への負担は明らかに少ない
と感じました。
また、水をゆすぐ・手を洗う動作も85㎝の方がラクでした。
ただし85cmは、肩と肘に別の無理が出る
ただ、実際に水をすくって顔を洗ってみると、
別の問題も見えてきました。
- 肘がフチに当たりやすい
- そのため、肩を少しすくめる姿勢になる
- 水が垂れそうで、結局体をしっかり曲げる必要がある
つまり、
腰はラクだけど、洗面動作全体としては「やや無理がある」
長時間の動作ではないので、それほどきつさはありませんが、
「動作がラクか?」と聞かれると、少し違うな…という感覚でした。


にしこ的・結論(身長154cmの場合)のベストな高さ
ここまで検証して出した結論です。
身長154㎝の私にとって、ベストな洗面台の高さは80㎝
腰の負担だけをみると、
ラクなのは、75㎝<80㎝<85㎝。
ただし、高すぎると肩や肘に無理が出やすく、水も垂れやすい。
洗面動作は、低すぎても高すぎても行いづらい。
そのため私には、80㎝が一番バランスがとれた高さでした。
老後のことを考えても、高すぎる洗面台は少し不安
老後、
- 背が縮む
- 立って歯磨きが難しくなる
- イスに座ってうがいをしたい
となった場合、85cmは高すぎる可能性があります。
75~80㎝程度であれば、
- 背が縮んでも対応しやすい
- 椅子に座って使う選択肢が残る



老後まで使う予定であれば、高めを選びすぎない方が動作の選択肢が広がりますよ。
あなたに合った、高さの決め方
可能であれば、ショールームで
実際に洗面動作をして確認してみてください。
腰のきつさを確認する以外にも、気をつけてほしいポイントがあります。
それは、
- ヒールの低い靴で行く
- 顔を洗う動作まで試す
- 肘が洗面台のフチに当たらないか確認する
です。
肘がフチに当たる場合は、高すぎる可能性があります。
また、無意識に肩をすくめていないかもチェックし、
肩の力を抜いた状態で動作できるか試してみてくださいね。
大まかな目安としては、
一般的な身長別目安+5cm程度
が使いやすいケースが多いと感じます。
低めの洗面台を使う時の姿勢の工夫
家族や夫婦で身長が違う場合も多いですよね。
洗面台が低くて腰がつらい場合は、
- 腰だけを曲げるのではなく
- 膝も曲げる
- 足を少し開いて体全体を低くする
という姿勢がおすすめです。
これはキッチン作業でも共通する考え方で、
腰への負担を減らす助けになります。
詳しくは、キッチン高さの記事で図解付きで紹介しています↓


また、起床後は体がこわばっていることも多いです。
勢いよく大きく体を倒すと腰を痛めやすいため、膝や股関節も使いながらゆっくり倒すようにしてくださいね。
ちなみに、「口をゆすぐ」などの動作時は、洗顔ほど体を大きく前に倒す必要はありません。
股関節から少し前傾し、膝をしっかり曲げて体を落とすと、腰はそれほど曲げず済みますし、水はねも防ぎやすくなります。
まとめ|洗面台の高さの考え方
- 腰だけを見ると高い方がラクだが、高すぎても姿勢に無理がでる
- 一般的な身長目安+5cm程度がひとつの目安
- 老後を見据えるなら
- 高すぎない
- 座って使う余地がある
ことも大切
洗面台は20〜30年使う設備。
今すぐ老後のことまで考えなくても問題ありませんが、
「今ラクかどうか」とあわせて、「これから先の使い方や体の変化」も少し想像して選べると安心だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
他にも、体にやさしい家づくりを考える記事を書いています。
老後も安心な浴室のレイアウトの工夫はこちら↓









