こんにちは、にしこです。
みなさんのおうちでは、玄関ポーチにどんなタイルを採用していますか?
最近は30㎝角などの大判タイルが主流になっていますよね。
12年前のリノベ当時、私もどんなタイルにするか本当に悩みました。
玄関は家の第一印象を決める大切な場所。
掃除のしやすさを重視していた私も、ここだけは「見た目の好み」を優先しました。
今回は、そんな私が12年前に採用した輸入タイル(天然大理石)を使った玄関ポーチの使用感を、正直にお伝えします。
採用したのは天然大理石のファインタンブルストーン
当時、ナチュラルフレンチなインテリアが好きだった私は、海外の施工例で見た「輸入タイルの玄関ポーチ」に一目ぼれしました。
採用したのはファインタンブルストーンという天然大理石。
100㎝角のタイルで、天然石ならではの色むらと模様がとても味わい深く、私の理想の雰囲気にぴったりでした。
もともとヒビやかけもあるのですが、それすら可愛く感じます。


色は6色ありましたが、私はパリブラウンを選択。
数色ミックスを採用している施工例もありましたが、1色でも自然なムラがあるので、単色でも表情があります。
そして、目地はあえての「白」!
汚れやすいのは覚悟のうえでしたが、やっぱり白目地が一番かわいかったんです。
ちなみに、このタイルです↓
天然大理石ファインタンブルストーン バリブラウン 100mm角
タイルの施工方法は「一本目地」仕上げに
玄関タイルを調べている時に、タイルの目地の埋め方には、主に2種類の方法があることを知りました。
塗り目地とは

タイルの表面がフラットな場合に、目地材をタイルの上から全体に塗り込み、拭き取る方法。
一般的によく行われる手法です。
掃除がしやすく、仕上がりもすっきりしています。
一本目地とは
タイル表面が凹凸のある場合に、「目地パック」という道具を用いて目地を1本ずつ詰めていく方法。
詰めた目地は目地ゴテで抑えて仕上げるため、目地部分が低くタイルが少し浮き出た状態になります。
アンティークな雰囲気になりますが、施工は手間がかかります。

このタイルは表面がざらっとしていて、アンティークな質感が魅力。
迷わず「一本目地」でお願いしました。また、目地幅を1㎝と少し広めに施工していただき、白目地とタイルのブラウンが可愛らしい表情を作ってくれました。

仕上がりは大満足!
ただし、目地に砂やゴミが溜まりやすいのが正直なところです。
かわいいけれど、掃除は圧倒的にやりにくいです(笑)
12年使って感じた「汚れ方」と「味の出方」
使い始めて12年。
いちばん気になるのはやっぱり「汚れ方」ですよね。
うちは玄関ポーチまわりがコンクリート部分と土の部分が混在しているので、どうしても外の目地が少しずつ薄い茶色になってきました。


一方で、玄関内側の目地は今も比較的白いまま。


でも、タイル自体が茶系のムラありタイプなので、多少汚れてもそれほど気になりません。
タイルが汚れるというよりは、白目地が汚れやすいですね。
正直、私は、汚れにもすっかり慣れて、全然掃除していないんです。
そのため、デッキブラシなどで擦ればきれいになるかもしれません。
「汚れ」ととらえるか「味」ととらえるかは好みですが、私は後者派。
むしろアンティーク感が増して、雰囲気がよくなっている…と思うようにしています(笑)
また、ポーチ下のアプローチのレンガはカビが生えているようですが、このレンガはカビていません。
水はけが違うのか、アプローチは外構さんが施工したので、その違いもあるかもしれませんね。
ちなみに、施工してすぐの頃、汚れが気になった時期に目地をハイターで掃除したこともあります。
そのときは白く戻りました。
ただ、全体的に色味が落ち着いてくると、少々の汚れは気にならなくなるんですよね。
掃除のしやすさで言えば「塗り目地」&ベージュの選択肢もあり
砂が入りやすい点だけで言えば、塗り目地の方が圧倒的に掃除しやすいと思います。
うちの外構の一部が(私の伝え忘れで)塗り目地になっていた箇所があるのですが、そこはほとんど砂が入りません。
雰囲気は若干変わりますが、白の塗り目地でも十分かわいらしい仕上がりになります。
見た目と掃除のバランスを取るなら、塗り目地もおすすめです。
また、目地の色を最初からベージュなどにする手もあると思います。
よく見るグレーの目地よりは、雰囲気を損なわずに施工できるのではないかと思います。



正直、わが家の屋外タイルの目地は、今はほぼベージュみたいな色になっていますよね。でも、それも可愛いかなと思っています。
今でもお気に入り。でも、次に選ぶなら…
この輸入タイル、今でも「すっっっごくかわいい!」と思っています。
ただ、最近はジャパンディ(和×北欧)やモダン、スタイリッシュな外観が人気ですよね。
そういった雰囲気にはあまり合わないかもしれません。
でも、ヨーロッパ風・南欧風・フレンチカントリーなどが好きな方には本当におすすめ。
少し古びても、それが“味”として楽しめるタイルです。
もし次に家を建てるとしたら──
今の私なら、もう少し落ち着いた印象の大判タイルを選ぶかもしれません。
掃除のしやすさを考えると、そのほうが現実的。
でも、このアンティークタイルの可愛さは、今でも心から気に入っていて…
悩ましいところです。
まとめ:掃除は少し大変。でも、12年たっても「好き」と思える玄関
玄関ポーチは家の顔。
実際に使ってみて思うのは、多少の掃除の手間があっても、見た目の満足度を優先してよかったということ。
輸入タイルの自然な風合いは、年月が経っても古びず、むしろ家に馴染んでいきます。
ヨーロッパ風の雰囲気が好きな方には、今でもおすすめできるタイルです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
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