にしここんにちは、にしこです。
みなさん、“巾木(幅木):はばき”ってご存じですか?
巾木とは、“壁と床が接する部分に取り付けてある細長い部材”のこと。


12年前のリノベ当時、私は巾木について何も知りませんでした。
そのため、工務店さんに言われるまま、特に疑問も持たずに白い巾木を採用。
しかし、これが大失敗…(泣)
徐々にほこりや汚れが目立つようになり、かなり気になります。
今回は、そんな巾木について、
私が後悔していること、次の家づくりのために調べたことをまとめたいと思います。
巾木(幅木)まわりで感じている“細かいけど大事な”不満点
巾木の上に埃が溜まる…特に“コーキング部分”の汚れが気になる
巾木そのものの汚れはまだ拭きやすいのですが、
巾木と壁紙の境目に入っているコーキング(ゴム状の部分)に埃がくっつきやすいんです。
しかも、そのゴムに一度汚れがつくと、
拭いてもなかなか取れない。
わが家は壁紙と同色の白い巾木を採用したので、見た目の主張は少ない方だと思います。
でも、コーキングに埃がくっついたり、くすんだように汚れてくると、そこだけ“汚れ感”が目立ってしまう…。
正直、ここが一番のストレスです。
▼コラム:掃除しやすくするために“マスキングテープ”を貼ってみた話
実は、巾木の上とクロスの境目(コーキング部分)に
半透明のつるっとしたマスキングテープを貼っている場所もあります。
これが思った以上に掃除しやすく、軽く撫でるだけでホコリが取れました。
ただ——
- 貼ったまま2〜3年放置していたらテープが汚れる
- はがすとクロスが一緒にめくれた場所があった
- はがした後が少しベタついて、余計に埃が付きやすくなる
というデメリットも。
便利ではあったのですが、
全室に貼るのは手間だし、
定期的な貼り替えも地味にストレスでした。


汚れにくい場所なら2~3年くらい貼りっぱなしでも大丈夫そう。
ただ、次剥がす時が大変かも…と思って張り替えられていません💦
この経験からも、
“テープでカバーしなくて済む巾木”=“掃除しやすい巾木”
を最初から選ぶ大切さを実感しています。
そもそも巾木のコーキングって必要?厚くついてしまう原因は?
これは工務店さんや大工さんにもよるのですが、
巾木と壁紙をきれいに見せるための“仕上げ”としてコーキングを入れることはよくあります。
ただ、量が多い(厚い)場合、ホコリがつきやすく、汚れが取れなくなるんですよね。
「こんなに厚くなくてよかったのでは…?」と思う部分もあり、
実は、気になる箇所をいくつか自分で削りました。
(本来はおすすめしませんが、コーキングがなくなると、軽く拭くだけで汚れが取れます。)
巾木本体にも汚れやすい“溝”があった|拭きにくさのストレス
わが家の巾木には、
デザインとして溝が一本入っているタイプが採用されています。
これが地味に大きな失敗…。
溝の部分にもホコリが溜まる。
そして、溝の部分にも茶色い汚れがついてくる。
巾木の上と、溝と二重に掃除をしなければなりません。
釘を隠す用途なのか、デザインなのか、当時は深く考えずにそのまま採用。
今思えば、溝なしのフラットな巾木を選んでおけばよかったと感じています。
巾木を調べて気づいたこと。巾木無しに憧れたけど、現実的には難しい理由
巾木掃除がストレスで、「巾木のない家、最高では?」と思って調べてみた時期がありました。
実際、巾木なしのミニマルな仕上げのお家もあって、
とてもスッキリしていて本当にうらやましい。
“巾木なし”の家を見てうらやましく思ったが…
見た目優先で「巾木なし」を採用する人もいるようです。
ただ、巾木がないということは
- 掃除機が壁に当たりやすい
- ロボット掃除機の衝突で壁紙が傷みやすい
- 壁の下部の壁紙などが汚れやすい
といったデメリットも多いことがわかりました。
巾木には「壁の保護」という大切な役目がある
巾木は、ただの「飾り」ではなく
壁の下部を守るための“保護材”。
特にわが家はロボット掃除機を毎日まわしているので、
巾木がなかったら、壁紙がボロボロになっていかもしれません。
巾木なしのスタイルに憧れつつも、
現実的には巾木は必要なんだな… と納得しました。
次に家を建てるなら…採用したい巾木の条件
巾木は必要。
ただし “掃除のしやすさ”と“スッキリ見えること” は絶対条件!
そこで、次の家ではこの3つを取り入れたいと思っています。
できる限り“薄い巾木”にしたい
最近は、厚みをおさえた薄型の巾木があります。
これだと埃が溜まりにくく、見た目もスッキリ。
「巾木が主張しない」だけで、部屋全体の雰囲気が変わると思います。
ちなみに “ソフト巾木” という、薄い(1.5mm程度)塩化ビニル製の巾木もあります。


ただ、見た目がややチープに見えてしまったり、耐久性の面で少し不安も。
あまり薄すぎると、ロボット掃除機の衝撃もモロに受けそう(笑)
できれば私は、丈夫な“木巾木”の薄型タイプを選びたいなと思っています。
コーキングは最小限に。仕上げの厚さで掃除のしやすさが変わる
巾木と壁紙の境目のコーキングは、
薄いほど掃除がラクになります。
本当に数ミリの違いですが、
“厚くつけられるとホコリの台座になってしまう”のを実感しました。



次は「できるかぎり薄く細くつけてください。」とお願いしたいです…。
デザインは“溝なし”のシンプルが正解だった
溝のあるデザインはホコリが溜まるし、拭きにくい。
今は、シンプルでフラットな巾木が主流なので、
そちらを選ぶつもりです。
条件を満たす巾木は、スマート巾木・ライン巾木
“薄くて、溝がない巾木”を探したところ、
私は、
- Panasonicのスマート巾木(厚さ5.5mm)
- LIXILのライン巾木(木質)(厚さ4mm)
が、気になっています。
どちらも、一般的な巾木の厚さ(7~9mm)より薄い商品になっています。
色選びはどうする?白のメリット・デメリット
白い巾木は壁との一体感があってスッキリして見えますが、
汚れが目立つのがデメリット。
逆に、木目の巾木は汚れが目立ちにくいですが、
壁の色と合わせづらいことも。
次は壁の色とのバランスを見て、
- 白っぽい木目
- 床と同色の木目
- 建具と色を合わせる
など白以外を選ぶのもアリだと感じています。
最近は、アルミ素材の巾木もある!
今は“アルミ巾木”というものもあるそうです。
サイズも様々で、5mmよりも薄い商品も。
巾木に埃が溜まりにくいよう上端がRになっていたり、
床の端のゴミが掃除機で吸いやすいよう下端がRになっていたり、
形も色々なタイプがあります。
他の巾木と比べ価格は高いようですが、見た目もスタイリッシュで、耐久性も高そう。
部屋によって採用してみるのも良いかもしれません。
壁の角(出隅)がボロボロになりやすい問題|後から知った「コーナーガード」
巾木と同じくらい後悔しているのが
壁の角(出隅)の弱さです。
わが家のリビングの一角に一部“角が出ている壁”があるのですが、
そこが本当に傷みやすい。


リノベ後12年で感じた“角の弱さ”と汚れやすさ
子どもがぶつかったり、家具を移動したときに当たったり、日々室内を移動するうちに擦ったり…
少しずつ角のクロスが剥げてボロボロに。
保護材「コーナーガード」をつけておけばよかったと本気で思う理由
後から知ったのですが、
角を保護する 「コーナーガード」 というパーツがあるんです。
プラスチックやアルミなど種類もいくつかあり、クロス調の柄の商品もあります。
これ、絶対つけておけばよかった…!
保護しているだけで、そばを通る時も、気をつかわずに移動できるのが良いと思います。
汚れや剥がれが出てきた後でも補修できる
コーナーガードは、後から補修として接着しても良いようです。
私も、壁紙と同じ柄の商品か、白色のコーナーガードを購入して、貼ってみようと思います。
最初から設置しておくなら、
プラスチックやアルミで耐久性や清掃性が高いタイプ。
定期的に交換するなら、
表面がクロスタイプのコーナーガードを、マスキングテープや両面テープを使用して取り付けるのもよいかなと思っています。



補修できたら、また追記しますね!
まとめ|小さな不満こそ“次の家づくりの改善点”になる
巾木や壁の角って、
家づくりのときはあまり気にしていないところかもしれません。
でも、住み始めると毎日目に入る部分です。
そして、毎日目につく場所だからこそ、
“掃除しやすさ”と“汚れにくさ” が本当に大事。
今回の反省をまとめると…
- 巾木は必要
- できるだけ薄く、溝のないものを選ぶ
- コーキングは最小限に
- 壁角にはコーナーガード
次の家では、見た目だけではなく、
暮らしのストレスが減る仕様 を選んでいきたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨




