にしここんにちは、にしこです。
洗面台の鏡って、デザイン重視で選びがちですが、
実際に暮らしてみると「使い勝手の8割が決まる」ほど重要なポイントです。
私は以前、「収納付きの鏡はおしゃれじゃない。」
と思って、収納なしのIKEAの木枠ミラーを選びました。
ただ、実際に暮らしてみると…
収納なしは、思った以上に“生活感”が隠れない。
壁にオープン棚もつけましたが、色とりどりの化粧品や日用品で、どうしてもゴチャついて見えます。
「次は絶対にキャビネット収納にする」と思ったほどの後悔ポイント。
この記事では、そんな私の失敗談とともに、
後悔しない“鏡の選び方”をわかりやすくまとめていきます。


普段は、左のオープン棚とミニカウンター上に物が
たくさん置かれ、どうしてもゴチャついて見えます。
まずは“洗面台の鏡”の種類を知ろう
● 収納付きミラーボックス(キャビネット)


- 生活感を隠せる
- 化粧品・歯ブラシなどをすぐ取り出せる
- 扉裏にコンセントがある場合が多い
- 見た目は少し“実用感”あり
● フレームミラー(収納なし)


- スッキリしていておしゃれ
- 造作洗面台との相性◎
- その他に収納を用意する必要あり
● 横長ワイドミラー


- 空間が広く見える
- 家族で同時に使いやすい
- その他に収納を用意する必要あり
● LEDライト付きミラー


- メイクしやすい
- 調光・調色つきは便利
- 別途照明購入の必要なし
- 影が出ない照明位置が重要(後述)



フレームミラーは角型・丸形の一面鏡が主流。
収納つきは、一面鏡・二面鏡・三面鏡などがあり、鏡の角度を変えて映すことができるのも便利です。
収納なしが“おしゃれだけど後悔した”理由(実体験)
私は最初、
「キャビネットはおしゃれじゃないからイヤ」と思っていました。
IKEAのフレームミラーにして、
横にはDIYしたオープン棚、洗面台横にはキャスター収納も置きました。
でも——
- 大きな引き出しに、細々した化粧品をしまうと取りにくい
- 結局、オープン棚やカウンターの上に全部置いてしまう
- 化粧日や日用品はカラフルなものが多い
- 見た目がゴチャっとして、なんとなく“落ち着かない空間”に
収納不足を補うための収納が、
逆に“見せる収納”になってしまい、
洗面所全体が雑然と見える状況に。



鏡自体は大満足でも、
「収納なし」は生活感が隠れないと痛感しました。
キャビネット収納にすべきだった理由(使いやすさの真実)
- “目の前に置きがちな物”を全部隠せる
- 奥行きが浅く、細々したものを整理して入れやすい
- 扉裏収納で取り出しやすい
- 洗面所全体がすっきり見える
実際、長年使ってみてわかったのは、
洗面台は毎日使う場所だから「使いやすさ>おしゃれ」だったということ。
だから私は、次は絶対にキャビネット収納を選ぶ予定です。
LED照明つきにするなら“光の方向が命”
洗面台でメイクやスキンケアをするなら、
照明の当たり方を間違えると顔が暗く見えます。
基本の正解はこの3つ。
- 上からだけ照らす → 顔に影が出る(NG)
- 左右から照らす → 影ができにくい(◎)
- 正面のライン照明 → 最も均一(◎)
LEDミラーを選ぶなら、左右 or 正面照明 があるタイプが失敗しません。
特にメイクの“色味のブレ”を防ぎたい人は、正面のライン照明が最も自然光に近くおすすめです。
化粧やスキンケア時に「そこまで気にしない。」
という方は、見た目重視でおしゃれなブラケットライトをつけてもよいと思います。
鏡の高さの決め方|高さの目安とシミュレーション方法
高さは意外と後悔が多いポイント。
✔ 一般的な高さの目安
- 鏡の上端:180cm前後
- 鏡の中心:身長の半分
- 洗面台の高さ+15〜30cm
基本的には、これを目安にすると良いと思います。
家族の身長差が大きい場合は、上端を高身長の方にあわせ、大きいミラーにするのがおすすめです。
目安だけじゃ不安な人は
当時、私が洗面台の高さを決めるとき、イメージしやすいように行った方法を紹介します。
「マスキングテープ+卓上ミラー」でシミュレーション
- 壁にミラーの仮位置(四隅のみ)をマステで貼る
- 卓上ミラー(後面に穴あり)をマステ内の壁の中心にかける
- 洗面台の奥行き分離れて立ち、顔が映るか試す
- 洗面台の高さにもマステを貼り、鏡と洗面台のバランスを見る


20㎝程度の小さめですが、枠の中心に顔が映るかの確認はできます。


鏡のサイズって、数字だけじゃイメージしにくいですよね?
マスキングテープを壁に貼ると、大きさがイメージしやすくおすすめです。
鏡を壁にかけるのが難しい場合は、高さが近いチェストの上に置いて確認してもよいです。
特に、円形や小さめの鏡を考えている方は、基準だけでなく、実際に映り方を確認した方が失敗が少ないと思います。
キャビネットミラーを壁ギリギリにつけると…意外な落とし穴
これ、設計段階で気づきにくいポイントです。
キャビネット(収納)型の鏡をつける場合、
- 壁ギリギリだと扉が全開にならない
- 少しだけ隙間をあけると掃除しにくい
- でも完全に密着させるのはもっと使いにくい
結論
指が入るくらいの3〜5cmが最適。
(使いやすさ・掃除しやすさの両立)
これも、事前に知っていると後悔しません。
曇り止め・コンセントは必要?(家の条件次第)
わが家はフレームミラーなので、
鏡裏のコンセントも曇り止めもありません。
でも、
- 洗面所が広め(約3畳)
- 浴室のドアが洗面側に向いていない
- 洗面台横に窓あり
という環境なので、曇りは気になりませんでした。
曇り止めについては“設置場所しだい”で必須ではないと思います。
また、コンセントも
鏡の左右に2カ所増設してもらった ので不便なし。
洗面所にフレームミラーを使う場合は、一緒にコンセントの増設を忘れないようにしましょう。
キャビネットミラーの場合は、扉裏にコンセントがあるタイプが便利です。
次に採用する予定の鏡
私の次の選択肢は、
収納付きのキャビネットミラー × ブラケットライト
理由はシンプルで、
- 扉裏に収納することで、スッキリ見える
- 化粧品が取り出しやすい
- ブラケットと組み合わせれば、おしゃれも両立
- 扉裏のコンセントも便利
LED照明つきも惹かれますが、私はメイクでそこまで照明の当たり方にこだわりません。
やっぱりブラケットのおしゃれさも欲しいんです…
長いカウンターにできるなら、
・洗面ボウルの前は「キャビネット+ブラケットライト」
・カウンター前は「LED照明つきキャビネット」
と鏡を2つ設置するのも良いなと思っています。
少し小さいですが、ネットショップで収納つきの可愛い鏡も発見しました↓
鏡は“デザイン”だけじゃなく“生活動線”で選ぶと後悔しない
- おしゃれ重視 → 収納なしフレームミラー
- スッキリ・実用重視 → キャビネット収納
- メイク重視 → 正面 or 横ライン照明
- 高さは「目安+実寸シミュレーション」で決める
- 家の条件で曇り止め・コンセントの必要度は変わる
鏡は“毎日使う”からこそ、
見た目だけで選ぶと後悔することがあります。
にしこ家の12年の経験が、誰かの後悔防止につながれば嬉しいです♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
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