こんにちは、にしこです。
リノベーションは、新築と違い“物理的にどうしようもならない!”という壁にぶちあたることがありますよね?
12年前、わが家もそんな壁にぶちあたりました。
この記事では、8畳の居間を17.7畳LDKにリノベした際の“壊せない柱”問題をどう解決したかをご紹介します。
- リノベーション時の間取り変更の工夫
- 3方向からの収納の工夫
- 掃除機など、長い物を収納する場所
間取りを変更!8畳の居間から、17.7畳のLDKへ
リノベ前は、キッチン、リビングが独立した間取りで、家族のくつろぎスペースは8畳の居間でした。
それを、リビング、キッチン、クローゼット部屋の3部屋の壁を壊してつなげ、LDKにすることに。
また、もともと玄関ホールと廊下が広めの構造だったんです。
「廊下を短くしてもう少しリビングが広げられる!」と思ったのですが…
構造上どうしても壊せない2本の柱がありました。
「柱をそのままLDKの中に残す?」というプランもありましたが、どう考えても邪魔になりそう。
じゃあ、この半端なスペースをどう活かすか?
当時は、仕事と子育てが終わった夜に、夜な夜な考えていました。
当時の間取り図です↓

最初、LDKの壁をどこにするか、①②③の案がありました。
緑が構造上外せない柱です。
最終的にLDKの範囲は青の線の部分になりました。
そして思いついたのが…
3方向から使える収納です。
LDKは17.7畳にして、柱の横に収納をつくることにしました。
0.5畳を活かす!わが家の「3方向収納」プラン
柱の横の空間は、リビングに組み込むことが難しいと判断し、収納スペースとして活用することにしました。
ただ、そのまま使用するには、奥行きが広く使いづらそう…
そこで、スペースを分断して3部屋に割り振った収納にすることにしました。
分割する分、一つの収納スペースは狭くなります。それぞれのスペースをなるべく確保できるよう、工務店さんにお願いして、間の壁はできる限り薄くしていただきました。
①廊下側収納|ラグや掃除機などをしまえる縦長収納
幅30㎝×奥行45㎝程度の、縦に長い扉付き収納。
最初はラグや絨毯など長物を入れようと思って作りました。

左側がリビングへのドア。右側が義母の和室へのドア。
②リビング側収納|文房具・薬など小物収納に便利なオープン棚
廊下側収納の真後ろ部分になります。サイズは同じで、こちらはオープン棚にしました。
可動棚をつけてもらい、無印の小物用3段ケースやカラーボックス用のボックスを縦に入れて使っています。
文房具、爪切り、薬、電池など細々したものの定位置にぴったり。
さらに「将来、掃除機を収納するかも…」と考え、下にはコンセントを設置しました。

ドアから死角でお客さんには見えにくく、家族みんなが使う物を入れるのにちょうど良い場所です。
③和室側収納(義母部屋)|奥行き60㎝のクローゼット
幅90㎝×奥行60㎝弱のクローゼット。
棚とステンパイプをつけ、洋服が掛けられるスペースに。
一般的なクローゼットより少し奥行きが狭いですが、女性の普段使いの洋服をかける分には困りません。
奥行きが深すぎると、うまく空間を生かせず、逆に使いづらくなることもあります。奥行きがピッタリサイズになったことで、使いやすい収納になりました。
実際に「3方向収納」を使ったメリットと後悔
この「3方向収納」、思った以上に使いやすくて大正解でした。
- リビング小物収納は家族みんなが使うものを入れられる。
- 扉付き・オープン収納を組み合わせたのが便利。
- 和室から使えるクローゼットも洋服掛けにちょうど良い奥行きに。
後悔ポイント|コンセントの位置
ただ、ひとつ後悔していることがあります。
リビング側の収納下にコンセントをつけたのですが、実際に掃除機は廊下側の収納に置いた方が使いやすかったんです。
結局、リノベ後しばらくしてロボット掃除機を購入したのですが、それはリビングのテレビ台の下に設置。
サブとして、もう一台はコードレス掃除機を導入しました。
で、その掃除機をどこに置きたいか…
- リビング側は小物を入れたい
- コードレス掃除機のメインの使用場所は階段。
- 廊下側収納は扉付きで外から見えない
これらを踏まえ、コードレス掃除機は廊下側収納へ。他の掃除グッズもそこに収納できるようにしました。
ただ、こちらにはコンセントを作っていなかったんです(泣)
充電できないと意味がありません。
結局、私は、無理やり壁に小さな穴を開けて、反対側のコンセントからコードを通し、廊下収納の中に引き込んで使うことにしました。
(間の壁には電気配線も通っていたので、本当はやらない方がいい方法です💦)
今なら迷わず、廊下側にコンセントをつけていたと思います。

コンセントつきの細長い収納を作るなど、あらかじめ、コードレス掃除機の収納場所を考えて置くと便利ですよ!
廊下をあえて残したことで生まれたメリット
また、廊下をあえて残したことで、もう一つ収納が作れるスペースが生まれました。
階段下の廊下スペースに、コートなどを掛けられるコーナーを作ったんです。
上部をアール型にしてもらい、機能的でありながら少し可愛い雰囲気にすることができました。


手前がコートかけです。カーテンレールをつけていただき、隠すこともできるようにしました。
さらに、廊下を残したことで、義母の部屋からリビングと廊下の両方へ出入りできる動線を確保。
子供たちの友人がリビングで遊んでいても、トイレなどへの移動がしやすくなりました。



リビングを無理に広げなかったことで、結果的に家族の暮らしやすさにつながりました!
まとめ
リノベーションでは「思い通りにいかない部分」が必ず出てきます。
でも、工夫次第で、その制約をプラスに変えられることもあります。
壊せなかった柱があったからこそ、わが家には3方向収納が生まれました。
リビングの使いやすさをグッと上げてくれる大切な存在です。
次に家を建てる時は、間取りの初期段階で「掃除機の収納場所+コンセント」も必ずセットで考えたいと思っています。
これからリビングをリノベする方にも、「制約を逆に活かす」視点をぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです♪
最後までお読みしただき、ありがとうございまいた✨
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