にしここんにちは、にしこです。
洗面台をリフォームするとき、「既製品にする?造作にする?」ここで悩む方、多いのではないでしょうか?
わが家もリノベ当時、同じように悩み、最終的に「LIXILピアラ+施主支給」で“造作風洗面台”をつくりました。


LIXIL ピアラを使って作った、造作風洗面台
価格は抑えつつ、掃除がラクで可愛らしい仕上がりになったとは思いますが、「もっと造作っぽくしたかったな…」という思いがあります。
そんな中、最近調べていて見つけたのが
2025年4月に発売された「LIXILのカスタムバニティ」。
これは、まさに“既製品と造作のいいとこ取り”。
今回は、同じ悩みを持つ方に向けて、カスタムバニティの特徴・価格・注意点・アレンジ方法をわかりやすくまとめます。
造作洗面台と既製品との違いって?


造作洗面台は、大工さんや建具屋さんに依頼して“完全オリジナル”で作る洗面台。
・サイズ自由
・ミラーや棚も好きに選べる
・とことん好みを反映できる
のが魅力です。
ただし、費用が高額で、メンテナンス性が下がる場合もあります。
一方 既製品(ユニット型) は、
・機能的で掃除しやすい
・故障時の対応が安心
・比較的リーズナブル
というメリットがある反面、
「デザインの自由度が少ない」という弱点があります。
この“どっちつかず問題”を解決するのが、最近増えてきた
半造作(セミオーダー)タイプの洗面台。
そしてその代表格のひとつが、今回紹介する LIXIL「カスタムバニティ」 です。
LIXIL(リクシル)カスタムバニティは造作風の“ちょうどいい落としどころ”
私が「これは理想に近い!」と思った理由は、既製品の安心感×造作のおしゃれさが両立しており、価格も造作に比べリーズナブルな点。
LIXIL カスタムバニティの特徴まとめ
✅洗面ボウル(ハイバックひろびろボウル)
- 水はねしにくく掃除がラク
- ボウルが広く、スロップシンク的にも使える
- 4色展開:色は白、グレー、グレージュなど
✅壁付のくるくる水栓
- 根元に水が溜まらないので手入れがラク
- 吐水切り替え可能でホースが伸びる
✅天板カウンター(耐水メラミン)
- 耐水性&耐久性が高く、造作よりメンテが安心
- 11色展開:木目・石目・抽象柄など
✅サイズ展開
- 洗面ボウル:600/750/900mm
- カウンター:最大1800mm(カット可能)
- 中央・片寄可能(片寄範囲はやや狭い)
他社製品との組み合わせによる不具合がなく、素材も「メンテナンス性」に優れているので、長く安心して使えます。



造作のおしゃれな雰囲気が手軽に取り入れられること、ショールームで実際に組み合わせや素材を確認できることもメリットですね。
ハイバックカウンター水栓のメリット(掃除がラク)


普通の洗面台だと、水栓の根元がすぐ濡れますよね。
ここがカビや水垢の温床に…。
ハイバックタイプは
・水栓まわりが濡れにくい
・水が乾きやすい
・壁も汚れづらい
というメリットがあり、掃除の負担がかなり軽いです。
私は過去にピアラを使っていて「掃除のラクさ」は実感済み。
カスタムバニティでも同じメリットを得られます。
カラーシミュレーターが優秀
LIXILの公式サイトには、床材や扉カラーまで変えられる組み合わせシミュレーターがあります。
洗面ボウルの大きさやカウンターの長さは変更できませんが、
・天板の色
・ボウルの色
・空間全体の雰囲気
がイメージしやすく、使い勝手◎。
以下は、私がシミュレーターで作成したイメージ画像です。








理想の組み合わせを探すのが楽しいです。よかったら試してみてください♪
出典:LIXIL公式サイト カスタムバニティカラーシミュレーター
👉LIXIL | 洗面 | カスタム バニティ | カラーシミュレーション
カスタムバニティに合う鏡は?ミラタップやIKEAもおすすめ
カスタムバニティの基本セットの内容は、
洗面セット(水栓ボウル、水栓、排水金具)、
カウンター(天板)、下棚、棚のブラケット(棚受け)。
ミラーや照明器具はついていません。
LIXILのカタログに載っているミラーは、
角形/丸形の化粧鏡や、一面鏡/三面鏡のミラーキャビネット。
側面色は、ホワイト/クリエダークの2種類です。
三面鏡の定価は10万円以上とややお高め。
そのため、他社製品を施主支給するのもおすすめです。
SNSでは、ミラタップ(旧サンワカンパニー)の三面鏡やIKEAの鏡も人気のようです。
12年前、私自身はIKEAの3000円の一面鏡を使いました。
大判で見やすく、今でもキレイでコスパ◎の商品でした。
ネットショップなどでも、お手頃価格の鏡が色々ありましたよ。
【参考商品】
LIXILのミラーキャビネット↓
楽天ショップのミラーキャビネット+照明つき↓



私は、次に選ぶなら収納つきのミラーにしたいと思っています。
よりおしゃれに造作風に見せるアレンジのコツ
「カスタムバニティ」の標準仕様に、さらに手を加えると、造作感がぐっと増します。
- ミラーを大判にしたりデザインにこだわる
- ブラケットライト(ウォールライト)をつける
- 壁にタイルを貼る
- カウンターを長くする
可愛いライトがついているだけでもテンションが上がります。
【参考商品】



楽天市場やAmazonなど、1万円以内でも可愛い商品がたくさんありました。好みのライトを見つけてみてください♪
カスタムバニティの口コミまとめ(SNS調査)
新商品ながら、SNSでは徐々に投稿が増えてきています。多かった意見をまとめました。
● 良い口コミ
- 「グレー、トープのボウルが可愛い!」
- 「ボウルが大きくてスロップシンクとしても使える」
- 「造作ほど高くなく、既製品よりおしゃれ」
- 「ハイバック×くるくる水栓で掃除がとにかくラク」
- 「アイカから変更して14万円減額できた」(Xより)
- 「天板とボウルの色合わせが楽しい」
● 気になる口コミ(デメリット)
- 「ボウルの片寄せ範囲が狭い」
→より大きく片寄せたい人は造作を選ぶ。 - 「収納が少ない(下が棚板だけ)」
- 「タッチレス水栓が選べない」
- 「水栓のデザインが好みじゃない」
- 「生産が追いつかず納期遅れ」(2025年秋時点)
● まとめ
4月発売 → 8月に新色追加で一気に人気が加速した印象です。
特に トープ・グレーのボウル、抽象柄天板 が「可愛い!」とSNSで話題になっていました。
カスタムバニティの価格(目安)はどれくらい?
カタログ記載価格:190,000円~230,000円(税別)
(注:洗面セットとカウンターのみの価格です)
ただ、カタログの施工例を見ると、
カウンター下に棚をつけたタイプだと 250,000円〜330,000円くらい のケースもありました。
別途必要なのは
- ミラー
- ブラケットライト
- 取り付け費用
- 下棚代
- タイルなどオプション
詳しくは、LIXIL「カスタムバニティ」カタログで確認してみてください。
また、お手頃価格のネットショップもあるので、
「できるだけコストを抑えたい」という方はチェックしてみてもいいかもしれません。
参考までに、価格帯のわかるショップリンクを貼っています(広告リンク)
※価格・仕様は記事執筆時点の情報です。
最新情報は販売ページでご確認ください。
カスタムバニティのデメリット(ここ大事)
① 価格が上がりやすい
LIXIL公式の価格帯は 19〜23万円(税別) ですが、
- 天板を長くする
- 下棚をつける
- 鏡・照明・タイルを購入する
など、追加費用がかかるため、最終価格が見えにくい傾向があります。
本体価格だけで判断すると、後で「思ったより高かった…」となりがちな点に注意です。
② 実物や施工例を確認しづらい
発売からまだ時間が経っていないため、
既製品に比べ 展示しているショールームや施工例が少ない のが現状です。
特に
- 抽象柄の天板
- トープ/グレー系ボウル
など、写真だけだと質感が判断しづらいので、
できればショールームで実物を見た方が安心です。
③ 希望通りにできない場合がある
- カウンターの長さはカット可能だが、ボウルのサイズなどで、対応できない長さあり。
- ボウルをカウンターの左右に寄せる場合、
600・900ボウルの場合→壁から150mm
750ボウルの場合→壁から225mm
と決まっている。
④ 組み合わせの検討が必要(意外と悩む)
- 天板の長さやボウルのサイズ
- ボウル位置
- ミラーのサイズやデザイン
- 下棚を付けるかどうか
など、造作洗面並みに決めることが多く、
「とにかく早く決めたい人」には向かない場合があります。



購入前に、選んだ施主支給品が施工可能か、工務店さんに確認する必要もありますね。
⑤ 収納量は少なめ
下部は“オープン棚(天板+棚板)”のため、
引き出し式の洗面台と比べ、収納量は少なめです。
生活感を隠したい人は、ミラーキャビネットを組み合わせるか、
別途収納を足す必要があります。
まとめ
- コストを抑えつつ、既製品の安心感+造作風アレンジが可能
- 汚れにくく、掃除がラク
- ミラーや照明を工夫すれば、さらにオリジナル感が出せる
- 完全造作よりコスパ◎
- ただし、展示や施工例が少ない&組み合わせ検討はやや大変
「造作に憧れはあるけど、メンテナンス性や費用が心配」という方、リクシルのカスタムバニティの洗面台はおすすめです。
よかったら検討してみてください。
私も次の家づくりでは、ぜひ取り入れたいです♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
洗面台の鏡の選び方の記事はこちら↓


LIXILピアラの造作風洗面台についてはこちら↓






