【12年使用】LIXIL(リクシル)ピアラのデメリット&現行モデルの改善点│旧モデルユーザーが本音レビュー

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12年使用レビュー! LIXILピアラの洗面台 ピアラは失敗?実際どう? のアイキャッチ LIXIL(リクシル)ピアラの洗面台の写真つき
にしこ

こんにちは、にしこです。

「ピアラ 失敗」「ピアラ デメリット」で検索すると、
“水はねしやすい”“樹脂ボウルが変色する”
といったネガティブな口コミも見かけます。

わが家は LIXIL(リクシル)ピアラの本体部分のみ を12年間使っていますが、
正直、大きな不満はほとんどありません。

ただし、12年使ってきたからこそ見えてきたデメリット・失敗ポイントもあり、
現行モデルではその部分がどう改善されているのかも含め、正直にレビューします。

【結論】12年使っても大きな不満なし。
ただし旧モデルは「水栓が動かない」「ヘアキャッチャー掃除」がややストレス。
現行モデルではこの2点がしっかり改善されています。


目次

■ わが家の洗面台、ピアラの仕様は?

わが家のLIXIL(リクシル)ピアラの洗面化粧台
わが家で12年間使用してきたLIXILピアラの洗面台(タイルは別製品)
  • 本体(ボウル+水栓+キャビネット)部分のみ採用
  • LIXILのミラーキャビネットは未採用
  • 水栓は壁付けタイプ(旧モデル)
  • 引き出しは「左:2段引き出し+右:開き戸」

■ 実際に12年使って感じた良かった点

① 水はね問題:ほぼ気にならない

口コミで「水が飛び散る」という声もありますが、
わが家では特に気になりませんでした。

高い位置から勢いよくうがいすればそりゃ飛びますが、
それはピアラに限ったことではないかな、と。

子どもには “少ししゃがんで口を低くしてうがいしてね” と言っています。


② 樹脂ボウル:変色もヒビもなし

樹脂製ボウルは
「黄ばむ」「傷つきやすい」と言われますが、
12年使っても 変色なし・ヒビなし

  • 絵の具、習字の筆 →すぐに洗って流せば問題なし
  • メラミンスポンジでよく擦っていたけど目立つ傷なし
  • コップを落としても割れなかった

ただ、長時間汚れがついた状態で放置したり、ヘアカラー剤などは未使用です。
そのため、使用時の変色などについてはわかりません。


ステンレスラックは汚れやすいが掃除はしやすい

LIXIL(リクシル)ピアラの洗面台のウェットパレットの写真
カバーは切れ込みがあり、着脱して洗浄可能です。(赤矢印)
青矢印部分にもカバーがありましたが、気づいたらなくなっていました。

左側のステンレスラック(ウェットパレット)は汚れやすいですが、
洗えばすぐにキレイになります。

ボウルとの境目のシリコン製カバーは、
一部、気づけば無くなっていましたが、使用には影響なし。
カバーは徐々に薄茶色に汚れてきますが、ハイターで概ねきれいになります。


ハイバックカウンター × 壁付水栓はとにかく掃除がラク

わが家のLIXIL(リクシル)ピアラの洗面台の水栓
わが家のピアラの水栓。12年使用していますが、根元まわりもカビずに使えています。

旧居の一般的な洗面台は水栓根元にカビが出ていましたが、
ピアラは壁付水栓なので 根元がほとんどカビません。

さらに、

  • ホースが伸びる
  • 四隈まで洗える
  • 背面の壁にスポンジをペタッと収納できる

使い勝手は本当に快適です。

■ 12年使って感じたデメリット(失敗談あり)

① 旧モデル水栓は“くるくる”できない

わが家の旧モデルは“くるくる水栓”ではないので、

洗面ボウルにつけ置き用の桶を置くと、
他の家族が手を洗えない

という不便さがありました。

(まあ、その時は桶を浴室に移動すれば済む話ですが…笑)

→ 現行モデルはくるくる水栓

LIXIL(リクシル)ピアラの洗面台のくるくる水栓
出典:写真AC(現行モデルのくるくる水栓)

水栓を左右に動かせるので、
つけ置きしていても横から手洗いしやすいと思います。

にしこ

でも、デザインは旧モデルの方がスッキリしていて私は好みです。


② 上段の引き出しは見た目より浅い

LIXIL(リクシル)ピアラの洗面台の左上段引き出しに、背の高い日用品や化粧品などを入れてみたところ。
わが家のピアラの上段引き出し。
背の高いもの(14㎝以上)は入りません。

口コミでも見かけますが、これはピアラだけでなく、ボウルが大きい洗面台は、
共通して上段の引き出しは浅めになるのが普通 です。

大きい物は下段か右の開き戸に収納しましょう。

ちなみに、ピアラの現行カタログでは、
上段:収納高さ 約87mm/下段:約259mm と記載されています。
引き出し自体の深さは上下とも約87mmで、下段はその上の空間分を含めて259mmという表記のようです。

わが家(旧モデル)も同じで、上段引き出しの深さは約87mmですが、実際は130mmまでの高さならボウル裏に当たらず収納できます。
カタログ表記は少し余裕を見て控えめに書かれているのだと思います。


③ 個人的な失敗(後悔ポイント):全部引き出しにすればよかった

わが家は「左:2段引き出し/右:開き戸」ですが、
今思うと 全部引き出しにすればよかった…と感じています。

私には開き戸の空間がうまく使えませんでした。

ただし、これは各家庭の収納動線によります。

わが家の場合、
大きい洗剤や大容量ストックは洗濯機側に収納しているため、
洗面台に入れる物は引き出しの高さで十分収まるものばかり。

細々したものの収納は、引き出しの方が取り出しやすくて便利です。


④ 排水口まわり:旧モデルはヘアキャッチャーに髪が絡みやすい

LIXIL(リクシル)ピアラの洗面台の排水口
軸(赤矢印)に髪の毛が巻き付いて大変でした。
旧モデルはグレーの網の部品(青矢印)が外れなかったんです。

12年使っていて地味にストレスだったのがここ。

旧モデルはヘアキャッチャーの軸に髪が巻きつきやすく、
掃除が大変。

  • ヌメリもある
  • 触りたくない
  • 髪の長い女性が3人いるわが家は特にストレス大

しかたなく、手袋をして、巻き付いた髪の毛を引きちぎりながら掃除していました…。


■ 現行モデルの改善点(重要)

① ヘアキャッチャーが“分解できる”ようになっている

LIXIL公式HPを見て驚いたのですが、
現行モデルのヘアキャッチャーはなんと…

軸部分と網部分が分解できる!

これは旧モデルにはなかった大きな進化。
軸に絡んだ髪が取りやすくなるので、
旧モデルで感じていたストレスがほぼ解消されると思います。


② カラーラインナップが可愛い

わが家は「クリエペール」ですが、
現行モデルは
スモーキーグレーなどニュアンスカラーが追加 されていて、
選ぶ楽しさが増えています。

見た目の満足度が高くなったのもポイント。


■ 12年間使っての結論

良い点

  • 水はね → 気にならない
  • 樹脂ボウル → 変色・割れなし
  • 水栓まわり → カビにくい&掃除しやすい
  • 一体型ボウルがとにかく便利

デメリット・失敗した点

  • 旧モデル水栓が動かない
  • ヘアキャッチャーの髪絡まり
  • 上段引き出しが浅い
  • 開き戸は使いこなせなかった

でも総合すると、
「ピアラは扱いやすくて満足度が高い洗面台」
というのがわが家の結論です。

特にハイバック+壁付水栓の掃除しやすさは、
もう他の洗面台には戻れないレベル。

そして現行モデルは、
旧モデルの弱点(水栓の向き/ヘアキャッチャー)をしっかり改善 しているので、
今から選ぶ方にはよりおすすめしやすいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました✨


【参考】ピアラ現行モデルの実物はこちら

※新築は工務店経由が主流ですが、単体交換の場合はネット購入→取り付け依頼も可能です。


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