こんにちは、にしこです。
リノベーションから12年。
当時のキッチン設備の中で、導入を迷ったものの一つが「ビルトイン食洗機」です。
この記事では、わが家が毎日使っている
Panasonicのビルトイン食洗機、スライドオープン深型(幅45㎝・食器容量6人分)型番:NP-45VD6
の正直な感想、メリット・デメリット、使用の注意点などを、まとめたいと思います。
食洗機を導入して感じた、リアルな感想
12年ほぼ毎日、Panasonicのビルトイン食洗機を使ってきました。
感想をひとことで言うと、「ないよりはマシ!あったほうが助かる。」です。
食器をすべて手洗いすることに比べれば、確かに時短にはなります。
ただ、容量が少なかったり、予洗いが必要だったりして「思っていたほどラクではないな。」と感じることも。
今ふり返ると、子どもが小さくて家事が一番大変だった時期に、海外製の大容量タイプを選んでいたらもっと満足できたかもしれません。
一方で、老後に買い換えるなら…… 私はきっと再び国産のスライドオープン型を選ぶと思います。
わが家の食洗機の使い方
通常は夜のみ、1日1回使用です。(朝は手洗い)
食器をセットした後、予約運転で電気料金が安い夜間に動かしています。
休日は、朝昼の分を昼に1回、夜の分を夜間に1回と、1日2回稼働することもあります。
パナソニック・ビルトイン食洗機 深型、実際にどれくらい入る?

5人家族の夕食時+夜のコップを入れた状態。
これくらいが適量です。
大皿、お椀、どんぶり、小鉢、グラスなどは十分に収まりますが、鍋やフライパン、大きいボールやザルは入りません。(入れると他の食器が入りません。)
写真の量であれば、食器はすべてキレイになります。乾燥もしっかり乾きます。
私は、お皿をもう少し詰めたり、この上に小さめのボールやザル、弁当箱などをかぶせて入れる日もあります。
ただ、入れすぎるとべたつきが残ったり、お皿に水滴が残ることがあります。
平日は、子供と大人の弁当箱、水筒もあり、すべては入りません。
容量がもう少し大きければ…と思うことが正直あります。
食洗機を使って実感した“どの機種にも共通するメリット”
- 食器洗いの時間短縮
「予洗い+食器のセット+残りを手洗い」で全部手洗いしていた時の半分程度の時間に。 - シンク周りスッキリ!
かごに入りきらず、カウンターに布巾を敷いて干すことがなくなった。
人が来ても食洗機に入れれば見えない。 - 油のベタベタがキレイに
手洗いより高温で洗うので、ベタつきなし。 - 手荒れが減る
今まで冬場はあかぎれがひどかった。予洗いは洗剤を使わないためか、手荒れがなくなった。
これは、国内製、海外製、機種やメーカーに関係なく、多くの家庭で実感できる効果だと思います!
わが家の食洗機で感じた不満点・ちょっと良い点
わが家はPanasonic製しか使用していませんが、ほとんどの「国産スライドオープン型」に通じることだと思います。
不満点
- 5人家族には容量不足
食器に加え、鍋やフライパンなど料理中に使うもの、弁当箱、水筒など、夜に洗いたいものすべては入らない。 - 予洗いが必須
油汚れを紙で拭いたり、水やお湯で流してからセット。正直面倒くさい。 - 食器の入れ方にコツがいる
上の段に先に入れると下の段に入れにくい。適当に入れると洗えていない部分や乾かない部分がでてくる。 - 音がうるさい
昼間に動かすと少し音が気になる。(わが家は夜、人がいない時間帯に回している。) - 時間がかかる
標準モードでも1時間半~2時間程度時間がかかる。
ちょっと良い点
- 引き出し量が調整できる
半分だけなどドアの開閉量の調整が可能。通路が狭い場合、後ろを通る時すぐに戻せる。
少し開き庫内や食器をしっかり乾燥させることができる。 - 乾燥力が強い
温風でしっかり乾燥。お椀の底など水が残ることもあるが、最近は水切れのよい食器も増え買い替えで改善可能。 - メンテナンスが安心
国内メーカーは取り扱い店舗が多い。設置できるキッチンカウンターも多く、故障時の修理の対応などがスムーズ。 - 足腰への負担が少ない
💡理学療法士的視点!引き出す動作の方が、フロントオープン型の扉をあける動作より動きが小さくて済む。また、食洗機下のかごの高さがスライドオープン型の方がやや高く、じゃがむ動作が少ない。
どの機種の食洗機を買う?過去の自分、未来の自分へアドバイス!
12年使用した経験から、こんな家庭にはこの機種がいいのでは?という結論がみえてきました。
✔大家族、子育て中、仕事が激務、とにかく忙しい方(過去の自分)
→大容量・予洗い不要の海外製のフロントオープン型を検討すべき!
✔夫婦2人、老後など食器の量が少ない方(未来の自分)
→価格が手ごろで設置しやすく、腰への負担も少ない国内製のスライドオープン型
ちなみに、今は国産でもフロントオープンタイプが出ています。(リンナイとPanasonic)
容量と価格を重視するなら、そちらを検討してもいいかもしれません。(洗浄力も向上しているよう)
わが家も、もし今の食洗機があと1~2年で壊れた際は、国産のフロントオープンタイプも検討したいと思います。
失敗談!食洗機に入れて壊れてしまったもの
ちなみに、食洗機に入れて「失敗した!」と思ったものもあったので、まとめてみました。
壊れたもの・破損したもの
- お弁当箱のフタの留め具
熱で劣化し、数回使っただけで留め具が割れた。 - 水筒の塗装 (食洗機不可商品)
高温洗浄の繰り返しではげてしまった。 - お箸
先の部分の劣化が早い。
また、箸の先が食洗機内の専用かごの穴に入り込み、曲がったり傷ついたりすることがある。 - 一部の食器
ヒビが入ったりかけたりするものが増えた。

今は「食洗機対応の水筒」が発売され、塗装もハゲないのでとても嬉しいです!

上の形の箸箱は壊れにくく、下のタイプは壊れやすく感じます。
忙しいと、ついなんでも入れてしまいがちですが、「食洗機不可」と書かれたもは劣化や破損しやすいです。やっぱり「食洗機対応」のものを使用するのが安心ですね。少し割高に感じても、壊れて買い直すより結果的にコスパは良いですし、気兼ねなく食洗機に入れられるのがラクです。
ただし、「食洗機対応」と記載があっても、すべてのパーツが食洗機対応でない商品もあります。

特にお弁当箱は、上フタと中フタは食洗機使用不可の商品も多いため、注意が必要です。
私は何度も使用してしまい、お弁当箱のフタが4つくらい壊れました…(泣)
また、お箸は「食洗機対応」でも劣化が早いものがあり要注意です。
- 基本は「食洗機対応商品」を入れる。
- お気に入りの食器は手洗いが安心。
- 壊れたら買い換えると割り切れるものは入れてみるのもアリ。
裏技:入れるときのちょっとした工夫
- プラスチック容器や、食洗機不可の商品を入れちゃいたい場合
熱風や強く噴き出した水が直接当たりにくい上段に置く方が、ひっくり返ったり、容器への被害が少ないと感じています。
節電モード(低温)もありますが、こちらは少しベタつき感が残ったり、時間もかかって乾きも悪いため、私はあまり使用していません。
点検ランプ点灯時の対応
使用期間が10年以上すぎると、電源を入れた際に点検ランプが点灯します。
これは、故障ではありません。点検時期になると、自動で点滅するようになっているそうです。
カタログによると、点滅していても運転はできますが、早めに長期使用製品安全点検センターへ点検(有償)を依頼するように、との注意書きがありました。
点検自体も有償になるため、わが家は壊れるまで使いきろう!と思い、点滅したまま、まだまだ使用中です。
まとめ
- とにかく忙しく、少しでも家事を時短したいなら、海外製フロントオープン型
- 食器量が少なく、価格や設置しやすさ、体の負担を重視するなら、国内製スライドオープン型
食洗機は、10年程度長期に使用する設備です。今の生活とこれからの生活をイメージして考えましょう。
家族構成・ライフステージに合わせて考えるのが一番だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
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